東海地方で開催される花火大会の中で規模が大きいのが、長良川花火大会です。
3万発の花火が打ち上げられますので、人気が高く混雑が半端ではありません。
そこで、はじめて行く人のために、長良川花火大会の攻略法をご紹介しましょう。
長良川花火大会は2つある?
長良川花火大会には、「全国選抜長良川中日花火大会」(中日新聞社主催)と「長良川全国花火大会」(岐阜新聞・岐阜放送主催)の2つがあります。
「全国選抜長良川中日花火大会」は、例年7月の最終土曜日に開催され、
「長良川全国花火大会」は、例年8月の第1土曜日に開催されます。
つまり、2週連続で開催されるのです。
ひと夏に同じ場所で打ち上げ数3万発という全国屈指の大規模な花火大会が2回も行われるのは長良川河畔だけです。
長良川の川原から打ち上げられる花火は、岐阜城のある金華山をバックに、川原が観覧席という最高のロケーションで大観衆を魅了します。
長良川花火大会への交通アクセス
打ち上げ場所は長良橋と金華橋の間の左岸で、都ホテルの裏辺りが正面になります。
岐阜駅からの交通アクセス
16時以前なら、JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から花火会場行きバスで「長良橋」または「鵜飼屋」下車です。
16:00以降なら、JR岐阜駅前と名鉄岐阜駅前から臨時バスが運行されます。臨時バスのりばが別に設けられます。
岐阜駅から歩くとすると、会場まで40分程です。
臨時バスは、ぎゅうぎゅう詰めです。
浴衣を着ていく方には、おすすめできません。
新岐阜を16時台後半~17時台前半の路線バスに乗って、近くまで行くのがいいでしょう。
帰りの交通アクセス
帰りの渋滞は、半端ないほどです。
臨時バスに乗って帰るのが結局は早いでしょう。
花火が終了後に速攻で駅の方に向かえば比較的バスに乗りやすいです。
花火の余韻を残しながら駅まで歩くのもいいのではないでしょうか。
長良川花火大会のおすすめ駐車場
会場近くの駐車場
16時まで着ぐらいなら、川の西側で河原近くの有料駐車場に停めれるでしょう。
12時ぐらいに会場付近まで来ることが可能であれば、長良橋の北側に1km程行くと、割りと駐車場が空いています。地元の方が多いためです。
柳ヶ瀬の駐車場に停めて歩く
12時ぐらいには柳ヶ瀬近辺の駐車場に止めて、長良川堤防まで歩いて行くのもよいでしょう。所要時間は15分ほどです。
コンビニなどで買い出ししながら行けば遠く感じません。
無料なら臨時駐車場からシャトルバス
無料駐車場を狙うなら、臨時駐車場からシャトルバスを使う方法がおすすめです。
次の2ヶ所各1000台の無料駐車が可能です。
・北岸一日市場臨時駐車場(岐阜市西中島。岐阜環状線、菅生6交差点を西へ)
・岐阜県庁北側臨時駐車場(岐阜市薮田南2。21号線「岐阜県庁前」交差点近く)
百貨店駐車場へ止めるのはやめる
岐阜の百貨店には駐車場がありません。付近の契約しているパーキングは、花火終了後駅に帰れる時間には閉まってしまうところもあります。
路上駐車は必ず警察に取締りされる
会場周辺で路上駐車をすると、ほぼもれなく警察に取り締まられます。
罰金は痛いですから、高くても有料駐車場に停めましょう。
花火終了後はしばらく動かない
花火大会終了後の渋滞はものすごく、しばらく全く動けません。
動き出すのは23時過ぎからです。
長良川花火大会のおすすめ場所
有料の観覧席はありません。
人気の観覧場所
打ち上げ場所の正面にあたる、長良橋の下流北岸(長良川公園)付近が、最高のポイントです。
当然、最も込み合う場所でもあり、場所取りも大変です。
屋台や仮設トイレが近くにある堤防道路沿いの河川敷も混み合います。
打ち上げ場所を挟んで金華橋側と長良橋側に分かれますが、どちらかというと金華橋側の方が場所は取りやすいようです。
長良橋側には、多くの車で来る人が集中します。
それに対して金華橋側は、車より少ない電車で来る人が利用することが多いからです。
赤ちゃん連れにおすすめの観覧場所
赤ちゃん連れで車で行く場合には、忠節橋下流の右岸堤防の上段道路が無難でしょう。
下流側次の大縄場大橋付近に停車すれば、歩いて行ける距離にコンビに、スーパーマーケットがあります。
忠節橋下流から右岸上段道路は、合渡橋まで下流に向け一方通行ですので、忠節場から向かってください。
穴場的スポット
長良川花火大会の混雑をさける穴場スポットをご紹介しましょう。
忠節橋
忠節橋は、岐阜駅から徒歩30分くらいの距離です。
花火の打ち上げ場所は、長良橋と金華橋の間の中洲ですので、
一つ西の橋である「忠節橋」が、混雑がなくおすすめです。
※一つ東の橋では、山で花火が見えません。
JR西岐阜駅
JR西岐阜駅は、意外と花火もよく見えて、穴場スポットです。
人が少ないので、特に帰りは会場よりもずっとスムーズです。
岐阜城(金華山頂上)
金華山頂上の岐阜城は、長良橋から南に1km程のところにあります。
金華山麓は、臨時駐車場で非常に混み合いますが、
金華山頂上へケーブルカーで登ると、花火をゆっくり観覧できます。
長良川花火大会の注意点
蚊が多くいます。虫防止スプレーや蚊取り線香を用意しましょう。
陽が落ちるまでは、日射しが強いので、日焼け対策もお忘れなく。
トイレ、簡易トイレが4つほどありますが、どれも長蛇の列です。
花火が始まるかなり前に行っておくべきでしょう。
まとめ
ひと夏に同じ場所で全国屈指の大規模な花火大会が2回も行われるの長良川花火大会は、とにかく一度は見ておくべきものです。
しかし、人気の花火大会ですので混雑は避けられません。
ご紹介した攻略法を実践して、長良川花火大会を堪能し、いい思い出になるようにしてください。