災害による避難所となる体育館などでは、床が固く冷たいので、快適な避難所生活を送ることが困難になります。
そんなときに、段ボールがあれば簡単に椅子を作ることができます。
今回は、段ボールで椅子を作る方法を集めてみました。
参考にしてください。
目次
■超簡単!段ボールでトラス構造の頑丈な椅子を作る
●必要な材料
・段ボール
・ハサミ
・紐またはテープ
●段ボールで椅子の作成方法
(1)段ボールの長辺のフタ部分を両方とも切り取ります。
(2)切り取った長辺の中央部分を両側から真ん中へ折り、「☓」の形にして紐やテープで固定します。
つまり、トラス構造にして強度を上げるのです。しっかり折り目をつけてください。
(3)残った短辺のフタの両方を、「☓」の上へ折ってフタをすれば完成です。
これだけですから、3分もあれば出来上がりますね。
さらに、これをいくつか組み合わせれば、ベッドにもなりますね。
この方法は、警視庁から紹介されています。
以前、「段ボールで作るイスやベット」を紹介しましたが、今回は別の方法で再度イスを作ってみました。蓋の長辺を切り、中央から内側に折り(紐で結べばより固定されます)、残った蓋を折り合わせて完成です。簡単で大人が座っても十分な安定感でした。大きな段ボールで作れば机にもなります! pic.twitter.com/w7Oj6EaKn7
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2019年1月7日
■警視庁が教える段ボールで椅子を作るもうひとつの方法
警視庁では、段ボールで椅子をつくる別の方法も紹介しています。
こちらの方が、出来上がりはスマートです。
●必要な材料
・段ボール
・ハサミ
・ガムテープ
●段ボールで椅子の作成方法
(1)段ボールの短辺のフタを真ん中から短辺まで切ります。反対のフタも同様に切り込みを入れます。
(2)短辺の上部中央((1)で切り込みを入れたところが短辺に到達したところ)から、反対側の2つの角に向かってハサミで折り目をつけます。折り目が二等辺三角形の形になります。
(3)(1)で切ったフタを内側に折り込み、(2)でつけた折り目を押し込んで、残ったフタの両方を重ねるように閉じてガムテープで固定すれば完成です。
ダンボールで「椅子」を作ってみました。東日本大震災では多くの方が避難所生活を余儀なくされました。避難所となる体育館等は、床が固く冷たい場所が多く、さらには直接床に座ると埃を多く吸い込むことにもなります。厚手のダンボールがあれば簡単に作れますので、一度お試しください。 pic.twitter.com/HNizkpEFfC
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年6月13日
これと同じ方法で段ボールで椅子を作成する方法がYoutubeで紹介されています。
■まとめ
今回は、段ボールで椅子を作る方法をご紹介しました。
段ボールは温かいですし、災害時やお花見などでサッと作って、用がなくなったら捨てられるのがいいですよね。
今回の記事を参考に段ボールで椅子を作成してみてください。