赤いトマト、おいしいですね。
料理に赤いトマトが入ると、見栄えがよくなります。
でも、何も考えずにトマトに包丁を入れると、種やその周りのドロっとしたところが流れ出してしまいます。
そこで今回は、トマトを種が見えない状態で切る方法を説明しましょう。
汁たっぷりの種部分を避けて切る
白い放射状の線を避けて切る
トマトは、皮が丈夫で中身は水分がたっぷり含まれています。
特に種部分はほとんど液体です。
種の部分を避けて切ることができればいいですよね。
実は、そのヒントが底部分にあるのです。
トマトの底をよく観察すると、白い線がトマトの中心から放射状に走っていますね。
これが種の位置を表しているのです。
この白い線上に種があります。
したがって、この放射状に走る白い線を避けて、線と線の間の凹んでいるところを切れば、種の部分を回避できるのです。
白い線が見えないとき
このトマトのお尻部分にある放射状の白い線は「糖度が高く美味しいトマトの証拠」と言われています。
しかし、その白い線がハッキリ見えないものもあります。
白い線がはっきり見えないとき、手で触ると膨らんでいるところと凹んでいるところが確認できます。
膨らんでいる部分が白い線にあたるので、凹みを見つけてそこを切りましょう。
トマトの輪切りじゃ「へぎ切り」で
トマトの輪切りは、「へぎ切り」にすることで種部分の面積を小さくできます。
「へぎ切り」は、包丁の刃を横にねかせ、まな板の面と平行にして材料を薄くはぐようにして切る切り方をいいます。
「そぎ切り」とも言います。
包丁の手前側の角をトマトに当て、奥に向かって垂直に切り込みを入れ、あとはやさしく刃全体を使って引くように切ればOKです。
簡単に潰れてしまいますので、無理に押し込まないようにしましょう。