駅の片隅などによく置かれている、セルフサービスで撮るスピード証明写真。
でも、まるで指名手配の犯人のような顔に写ってしまったという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、証明写真のできあがりにもうるさいモデルのあいだで伝えられている、スピード写真の写りがよくなるテクニック・方法をご紹介しましょう。
目次
スピード証明写真が怖い顔になってしまうのはなぜか
まず、スピード写真が怖い顔になってしまうのはなぜかというと…..。
前にあるレンズの方を見てください
なんといっても無表情な機械が相手だし、証明写真は笑ったものは使えません。
すると、どうしても怖い顔になりがちです。
でも、顔をさらに怖くしてしまう原因は別にあるのです。
その答えはズバリ、ボックスの中に書いてある「前にあるレンズのほうを見てください」という注意書きです。
これを見た人のほとんどが、レンズをジッと見つめて写真を撮ることになるからです。
いつシャッターが落ちるのか
また、シャッターがいつ落ちるのかと思うと、顔も体も緊張してしまいます。
その結果、目がきつくなったり、口元に力が入ったりして、指名手配の犯人顔になってしまうのです。
スピード証明写真をきれいに撮る基本技・テクニック
姿勢をよくする
証明写真の撮り方のコツは、まずは姿勢をよくすることです。
カメラ正面を向いて背筋をピンと伸ばしてまっすぐ座ります。
証明写真の機械の前面には、縦横の線が入っています。
首を傾けず肩の線が平行になるように調整します。
曲がっていると、見た目の美しさが落ちますので、姿勢まっすぐにしてください。
レンズから目線をそらす
モデルが自信をもってすすめるてテクニックは、レンズを正面から見つめずに、ちょっと目線をずらして見ることです。
目線をずらしてどこを見るかというと、レンズの上部の縁のあたりです。
そうすると、鋭い目つきにはなりません。
あごは引きすぎない
あごを引きすぎると、上目づかいになったり、白目の部分が多くなってしまいます。
そうすると、暗い印象を与えてしまいます。
そこであごを引くよりも「おでこを前に出す」という意識で正面にあるカメラに対して額を突き出すようにして、軽くあごを下げましょう。
目の表情もやさしくなります。
こうすることで、カメラに対して角度がつき、顔が小さく見える効果もあります。
顔に髪の毛がかからないように
顔に髪の毛がかかると重く暗い印象になりがちです。
おでこを出してスッキリ見せるか、前髪は眉毛が見える長さまで短くしましょう。
少なくとも、前髪は流したり、サイドの髪は耳にかけたりして、スッキリさせましょう。
口角を上げる
口角を上げることも、証明写真をキレイに撮るコツとよく言われます。
ムスッとした不機嫌そうな表情や緊張してがちがちになっている表情よりも、少し笑顔を感じられる程度に口角が上がっていると好印象を与えます。
でも、緊張しているときに無理やり口角を上げると不自然なひきつった笑顔になりがちです。
そこで、自然な笑顔にするための方法があります。
「ウィ」ということです。
「ウィ」と言ったときの口の形は、口角がキュッと上にあがって自然な笑顔になるのです。
その笑顔になった状態で、口をそっと閉じるれば、やさしい微笑みの出来上がりです。
口を閉じたまま口角をあげると変な力が入ってしまい不自然な笑顔になるので注意しましょう。
口元の力を抜く
口元の力を抜くことも証明写真をうまく撮る大切なポイントです。
でも、口元の力を抜こうとあまり意識してしまうと、ますます力が入ってしまいます。
そこで役に立つのが、モデルさんたちがよくやる口の運動です。
口を大きく開けたり、ふくらませたりした後、軽く閉じる運動です。
こうすることで、力まずに自然な形の口元になり、表情もやさしくなりますよ。
証明写真をきれいに撮るさらなるマル秘テクニック
白い紙をレフ版代わりに
証明写真を上手に、好印象を与えるように撮るためには、レフ版を用意します。
レフ版とは、撮影の被写体に光を反射させる板です。
写真や映画、テレビの撮影で用いられている光景を見ますよね。
レフ版があると、光を反射させて明暗差を減らすことによって影が消えます。
その結果、被写体をより明るく立体的に撮ることできるのです。
レフ版の代わりに、スケッチブックやコピー用紙などの白い紙や、白いハンカチなども使えます。
これらを証明写真を撮る際に持っていき、膝の上に広げて撮りましょう。
また、カメラのフラッシュが光る場所周辺には荷物を置かず、光が遮られないようにします。
服は明るい色に
証明写真をきれいに撮るには、できるだけ明るい色を選ぶことも重要です。
白色に近い明るい色を選べば、表情だけでなく写真全体が明るく見えるからです。
柄物やボーダーはごちゃごちゃして見えるので、できれば無地のほうが顔が映えて落ち着いた印象を与えることができます。
履歴書用にスーツで証明写真を撮る場合は、中に着るシャツやインナーも無地の明るい色を選ぶようにしましょう。
ファンデーションは首の色に合わせる
白塗りのしすぎはかえってマイナスです。
フラッシュをたくと、お化けのようになってしまいます。
ファンデーションは、首の色に合わせましょう。
アイラインやチークはやや濃いめに
アイラインやチークなどは濃いめにするのも隠れたテクニックです。
濃いめにすると、写真がくっきりして見えます。
まとめ
今回は、スピード証明写真で怖い顔にならずに、きれいに撮るためのテクニックをご紹介しました。
証明写真は、結構長く残るものですから、今回の記事を参考にきれいな証明写真を撮りましょう。