お彼岸のお供え物には何を選ぶ?花はどうする?のし、表書きも解説

春と秋の年2回やってくるお彼岸。

お彼岸に親戚へ訪問するときのお供え物についていろいろと悩みますよね。

お供えする花についても、どんな花がいいのか、困ってしまいます。

のしや水引き、表書きについても不安になります。

そこで今回は、お彼岸のお供えものについて説明いたします。

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Ⅰ、お彼岸にお供えをする意味は?

1,お彼岸の意味は?

「彼岸」とは、あの世のことです。サンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれています。

昼の長さと夜の長さがほぼ同じになる「春分の日」と「秋分の日」を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼びます。

2,なぜお彼岸に先祖供養をするのか?

お彼岸の期間にご先祖様を供養すると、極楽浄土へいくことができると考えられてきました。

そのため、お彼岸にお墓参りや親戚を訪問する方が多いのです。

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Ⅱ、お彼岸のお供え物は何を選ぶ?

1,お彼岸のお供え物で一般的なものは?

お彼岸のお供え物には、多少の地域差がありますが、「おはぎ」と「ぼた餅」が一般的です。

お彼岸におはぎとぼた餅

その「おはぎ」と「ぼた餅」ですが、いずれもあずきを使っていますね。

あずきには、「邪気を払う」効果があるとされているので、ご先祖様の供養に使われてきました。

おなじあずきでも、「おはぎ」がつぶあんで、「ぼた餅」がこしあんの違いがあります。

この「おはぎ」と「ぼた餅」ですが、春のお彼岸と秋のお彼岸にそれぞれ持っていくべきものが決まっています。

「おはぎ」と「ぼた餅」を漢字で書くと、「お萩」と「牡丹餅」となります。

萩の花は、秋の花ですので、「おはぎ」は秋のお彼岸にもっていくべきものです。

一方、牡丹の花は、春の花ですので、「ぼた餅」は春のお彼岸にもっていくべきなのです。

あずきの収穫期は秋ですので、収穫されたばかりのやわらかいあずきは、つぼあんに向いているので、「おはぎ」として食べます。

春のあずきは固いので、こしあんを「ぼた餅」として食べるのです。

2,お彼岸のお供え物は、日持ちのするお菓子が無難

このように、お彼岸のお供え物として「おはぎ」や「ぼた餅」が一般的なのですが、残念ながら日持ちがしません。

全員がもってきたら、大変なことになります。

そこで、日持ちのするお菓子をお彼岸のお供え物として持っていくのが無難ということになります。

3千円程度の物を持っていく人が多いです。

3,故人の好きなものをお供えするのもいい

お彼岸は、先祖を供養する期間なのですから、
その意味で、お彼岸のお供え物には、故人が好きだったものをお供えするのもいいでしょう。

好きだったお酒とか、好きだった食べ物といった具合です。

4,遠方から訪問する場合のお供え物には、特産物がいい

お彼岸に遠方から親戚を訪問する場合は、その土地の特産物を選んでみるのもいいでしょう。

ほかの人と重なることが少なく、喜ばれるでしょう。

5,ろうそくやお線香も喜んでもらえる

ろうそくや線香も喜んでもらえます。仏壇で必要となるものですから。

最近では、絵柄の入ったろうそくの種類も多く、贈答用として選ぶ人も増えています。

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Ⅲ、お彼岸のお供えにもっていく花

彼岸でお花をお供えすることが多いでしょう。どのようなお花を選べばよいのでしょうか。

1,お彼岸にお供えする花で一般的なもの

お彼岸にお供えするお花として、菊がよく選ばれます。

それは、菊が長持ちする花であり、色も黄色だけでなく、いろいろな色があるからでしょう。

菊のほかで一般的なのは、白や淡い色の花です。

白百合や胡蝶蘭、トルコキキョウ、カーネーション、アイリス、ガーベラなど、見た目にも清楚な印象の種類を使うことが多いです。

2,故人が好きな花

特に、お彼岸にお供えするお花に決まりというものはありません。

その意味では、お供え物として「故人が好きなもの」をもっていくのと同じように、「故人が好きだった花」もいいでしょう。

それでもお彼岸にどんな花を持っていくかを迷ったら、花屋さんに「お彼岸のお供え用」と伝えれば、予算に合わせて作ってくれますのでお任せするのもありです。

3,花束だけでなく、フラワーアレンジメントも

お花は花束だけでなく、フラワーアレンジメントを渡すという場合もあります。

最近は、お墓や納骨堂、仏壇にお供えしやすいようにバスケットなどにアレンジされたお花を贈ることも珍しくありません。

こちらも、花屋さんでお彼岸用であることを伝えたうえで、フラワーアレンジメントを相談してみるといいでしょう。

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Ⅳ、お彼岸のお供え物ののしについて

お彼岸のお供え物には、のし紙をつけることをおすすめします。

厳密には、弔事の時は、「のし紙」とは言わず、「掛紙」(かけがみ)と呼びます。

1,水引き

「水引き」とは「結び切り」で、結び目が簡単には解けないことから、悲しみを繰り返さないように、という意味があります。

親戚や知人へお供え物として用意する場合や、お彼岸にお供えをいただいた人へのお返しの場合は、水引も印刷されている印刷のし紙(掛け紙)を使用すればよいでしょう。

なお、水引きの色が地域で異なっていて、、関東では、黒白の水引きを、関西や北陸地方では、黄白の水引きが選ばれるようです。

お寺のご住職へお礼の品を渡すときは、無地の白い紙か紅白の水引きの蝶結びになっているのし紙を選びます。

2,表書き

水引きの上部には、表書きをします。

「御供」「お供え」が一般的ですが、四十九日よりも前(忌明け前)であれば「御霊前」、四十九日後(忌明け後)であれば「御仏前」と書くのが一般的です。

お彼岸に僧侶を招かれて先祖供養を行う場合に包むお布施やお車代の場合には、表書きは「御布施」「御車代料」となります。

そして、水引きの下段に、差出人の名前をフルネームで書きます。

上段の表書きに対して、下段の氏名は小さめに書きます。

筆ペンは、薄墨を使うべきだという方もいますが、特にこだわる必要はないでしょう。

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まとめ

春と秋のお彼岸のお供え物について、あれこれ悩むものです。

この記事でご紹介した選び方を参考にしてください。

迷ったら、お彼岸の「先祖供養」の原点に戻って考えるといいと思います。

普段はなかなか忙しくて、お墓や仏壇に手を合わせられていない方も、

お彼岸には、ご先祖様への感謝の思いをもちましょう。