冷たいアイスやかき氷を食べても頭がキーン(頭痛)とならない方法

アイスやかき氷を食べると、頭がキーンって痛くなりますよね。 この現象の正式名を「アイスクリーム頭痛」と言い、医学書にも書かれているそうです。 毎日暑いとどうしても冷たいものを食べてしまうのですが、 頭がキーンと痛くなるのは何とかならないでしょうか。 そこで今回は、氷を食べて頭がキーンとならない方法をご紹介します。
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頭がキーンとなる「アイスクリーム頭痛」とは

アイスクリーム頭痛の現象とは

夏の暑い日に、氷やアイスクリームなどの冷たいものを急に飲み込むと、数秒後に頭痛がこめかみ、側頭部に起こる、刺すような、脳が凍るような、ときに脈うつ頭痛で、10~30秒間も続きます。 喉(のど)の中央で飲み込むと、こめかみに頭痛が、 喉の片側に寄せて飲み込むと、その側に頭痛がします。 ある調査によると、「アイスクリーム頭痛」を3割以上の人が経験しており、とくに男の子(中学生に)多いことが報告されています。 また、アイスクリーム頭痛は片頭痛のある人に起こりやすく、片頭痛のある人では7割に起こると報告されています。 ただ、アイスクリーム頭痛は、2~5分以内には必ずおさまります。

キーンとした頭痛は危険信号ではないのか

急激で強い刺激は、熱さ冷たさにかかわらず痛み刺激として伝わり、危険信号として働くことが知られています。危険からの逃避反射のためです。 アイスクリーム頭痛は起こってしまうと避けることができません。 一度体験するとその後は注意深く食べるようになるので、その意味では注意信号としての痛み信号かもしれません。 しかし、たとえ痛み信号が危険信号であったとしても、通常はその役割が終了すると脳の痛み調節系の働きで痛みは終わります。 ところが、アイスクリーム頭痛は冷刺激が去ったあとも数10秒にわたり頭痛が続くため、脳の痛み調節糸が正常に作動していないのではと考えられています。

かき氷などで頭がキーンとなる原因

脳神経が冷たさを痛みとして伝えてしまう

かき氷やアイスクリームなどの冷たいものを食べると頭がキーンと痛くなる原因としては2説あります。 まず、かき氷など冷たいものを食べることによって、喉の奥にある三叉神経及び舌因神経という脳神経が刺激され、それが冷たさを痛みとして間違って脳に伝えてしまうというものです。 「冷たい」という情報が電気信号で伝わる際に、痛みを感じる神経とほぼ一緒のところを通っていくため、情報伝達の際に一部で情報が錯綜し「痛み」を感じる神経が情報を伝えてしまって脳が「痛い」と判断してしまって、あのキーンとした痛みがやってくるのです。 例えば、氷水や雪の中に手を長時間浸けておくと、冷たさより痛みとして感じることがあります。 これと同じだという説です。 情報が錯綜する場所は、個人で違いがあり、たまに痛くならない人もいます。

一時的な血管の炎症

もう一つは、冷たいものを食べることによって、急激に血管が冷却されて細くなり、その細くなった血管を太くしようとして、一時的に血管に炎症が起こるという説です。 眉間に加えて肩の近辺が痛くなる人がいるのは、この炎症により説明できるとしています。

まだまだアイスクリーム頭痛は解明されていない

アイスクリーム頭痛は、多くの人が経験していて、医学的にも興味ある現象です。 頭痛のふしぎを研究している人達にとって、どうしてアイスクリーム頭痛が起こるのか、片頭痛と関係があるのかといった疑問が追求されています。 頭痛の理解のための研究材料の一つとなっていますが、アイスクリーム頭痛はなにしろ発生時間が数分と短いために、なかなか研究が進まないのだそうです。

頭がキーンとなったときの対処法

額に冷たいものをあてる

即効性のある方法は、「額に冷たいものをあてる」というものです。 目の前にある食べかけのかき氷の器や、冷たいペットボトルなどを額に当てるのです。 こうすると、あら不思議、数秒で頭痛が治まります。

温かいものを飲む

ぬるま湯など温かい飲み物を口にすれば、口の中がすぐに温まって痛みが消えます。

舌を上あご付近に押し付ける

舌を口の中の上の部分に押しつけ、口の中を温めてやります。これでもアイスクリーム頭痛が止まります。

頭がキーンとならない方法

冷たいものをゆっくり食べる

キーンとなるのは、かき氷など冷たいものを急いで食べて口の中が急に冷やされたときでした。 したがって、冷たいものをゆっくり食べればいいのです。かむようにゆっくりと、少しずつ食べるのです。 そうすれば痛くなりません。

口の中を温かい飲み物で温度を上げる

かき氷などの冷たいものと温かい飲み物を交互に口に入れれば良いのです。 口の中が急に冷やされることがないのでキーンと来ることはありません。

かき氷を食べる前に口の中を冷やしておく

口の中の急な温度の低下がアイスクリーム頭痛をもたらすのでした。 そうなら、温度の低下幅を少なくすれば頭がキーンとすることを防げます。 そのためには、かき氷などの冷たいものを食べる前に、冷たいものを飲むなどして、 予め口の中の温度を下げておけばいいのです。

涼しい場所でかき氷を食べる

かき氷やアイスクリームを日なたの暑い場所で食べるのではなく、冷房が効いたできるだけ涼しい場所で食べてください。 こうすることでも、アイスクリーム頭痛を起きなくすることができます。 これも、急激な温度の低下の幅を狭くする方法です。

キーンとならないかき氷

天然水の氷でつくったかき氷

天然水の氷でかき氷を作ると、氷を薄く削れるので空気を多く含んでいます。 そのため、天然氷のかき氷の温度は、普通のかき氷と比較して少し高いのです。 したがって、天然氷で作ったかき氷は、口に入れた時の温度差が少なく頭がキーンとは来にくいのです。 空気を含んだかき氷は、一度の食べる量が少ないので、頭がキーンとなりにくい面もあります。

台湾かき氷

最近人気の「台湾かき氷」。「雪花氷」ともいいます。 台湾かき氷の特徴は、「雪花氷」という名のとおり、雪のようにふわふわとした食感です。 非常にきめが細かく、口に含むとふわっと溶けてしまいます。 このふわふわの氷の上に、マンゴーなどの南国果物が乗っています。 台湾かき氷も氷に多くの空気を含んでいますので、天然氷のかき氷と同じ理由で頭がキーンとなりにくいのです。

氷を冷蔵庫から出して5分以上置く

家庭でかき氷をつくるときは、冷蔵庫から氷を出してすぐにかき氷を作るのではなく、氷をそのまま5分以上置いてください。 そうすれば、氷の温度が少しあがり、アイスクリーム頭痛が起きにくくなります。

ゆっくりやさしく削ってふわふわのかき氷を作る

家庭でかき氷をつくる場合、かき氷機を使って氷をゆっくり優しく削りましょう。 そうすると、氷の粒が小さく氷の隙間にたくさんの空気が入り、帯状につながった薄くふわふわな氷ができやすいです。 天然氷のかき氷と同じ理由で、アイスクリーム頭痛が起きなくなります。 逆に、早く力をかけて削ると、氷の粒が大きくなってジャリジャリした食感のかき氷になってしまいます。

まとめ

暑い日は、少しでも早く冷たいものを食べたいので、アイスクリーム頭痛が発生しやすいです。 そこはぐっと我慢して、かき氷などの冷たいものをゆっくりと味わって食べるようにしましょう。 そうすれば、頭がキーンとすることなく、冷たいものをおいしく食べることができます。 冷たいものをうまくとって、暑い夏を乗り切りましょう。
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